East side gallery on Berlin wall

ドイツに行くならベルリンの壁は必見!観光スポットを紹介!


ドイツの首都、ベルリンの観光スポットと言えばベルリンの壁ではないでしょうか。

ドイツが東と西にわかれていた頃の様子を垣間見ることができる歴史的遺産です。

ここではベルリンの壁が建てられた背景と崩壊した歴史、観光スポットなどを紹介します。

ベルリンの壁と東西ドイツの歴史

East side gallery on Berlin wall

ベルリンの壁が造られたのは、第二次世界大戦後のことです。

敗戦したドイツはアメリカ、イギリス、フランス、ソビエト連邦の4ヶ国に分割されて統治されました。

ベルリンも同じくこれら4ヶ国に分割されていました。

その後資本主義のアメリカ・イギリス・フランスに管理されていた西ドイツと、社会主義のソ連に管理されていた東ドイツの間で、貧富の格差が生まれていき、東ベルリンから西ベルリンへ人口が流出していきました。

ソ連と東ドイツは人口流出を止めようと1961年8月13日、東ベルリンと西ベルリンの往来を禁止し壁を造りました。

これがベルリンの壁です。

突然家族や友人と引き裂かれた人々はベルリンの壁を越えようと試みましたが、多くの市民が射殺されたり逮捕されたりしました。

1989年11月9日、報道官が勘違いをして「東ドイツ国民はベルリンの壁などの国境検問所から出国を認める」と発表しました。

そのおかげで多くのベルリン市民がベルリンの壁に集まり、壁によじ登り、壁を崩し、自由を叫びました。

報道官の勘違いでベルリンの壁は崩壊し、今のベルリンの姿があるんですね。

ベルリンの壁の観光スポット6選

  1. たくさんのアート作品がいっぱい!イースト・サイド・ギャラリー
  2. 外国人旅行客のみ通れるチェックポイント・チャーリー
  3. チェックポイント・チャーリー博物館 (壁博物館)
  4. ベルリンの壁の記憶が蘇るベルリンの壁記録館
  5. 高層ビル群を見上げるポツダム広場
  6. ベルリンの壁が目の前を通っていたブランデンブルク門

ベルリンの壁は総延長155kmです。

今では大部分が崩されていますが、残された壁はアートギャラリーになっていたり、歴史資料として保存されたりしています。

観光スポットとして整備されていますので、楽しみながら歴史を勉強できますよ。

たくさんのアート作品がいっぱい!イースト・サイド・ギャラリー

East side gallery on Berlin wall

イースト・サイド・ギャラリーは、ベルリンの壁に描かれたアートギャラリーです。

シュプレー川沿いに全長1km以上続いていて見ごたえ十分。

イースト・サイドという名前ですが、描かれたのは西側の壁なんですよね。

21ヶ国のアーティスト116人にが様々な絵を描きました。

最も有名で印象的なものは『兄弟のキス』です。

男性同士のキスが大きく描かれていて一瞬ギョッとします。

ソ連の指導者ブレジネフが東ドイツの指導者ホーネッカーとキスをしています。

ロシアでは挨拶として男性同士でもキスをするそうで、ソ連と東ドイツの親密さがわかりますね。

外国人旅行客のみ通れるチェックポイント・チャーリー

Checkpoint Charlie

チェックポイント・チャーリーは東西ベルリンの国境検問所です。

チャーリーとは人の名前ではなく「Charlie」の頭文字の「C」を表わす言葉です。

当時はそれぞれの検問所を通れる人々は決まっており、チェックポイント・チャーリーは外国人の通れる検問所でした。

今は有料でチェックポイント・チャーリーに立っている兵士と写真を撮れる観光名所です。

小さな検問所を間にしてソ連兵とアメリカ兵の大きな写真が向かい合っているのが冷戦を彷彿とさせますね。

チェックポイント・チャーリー博物館 (壁博物館)

チェックポイント・チャーリー博物館は、チェックポイント・チャーリーの近くにある「ハウス・アム・チェックポイント・チャーリー」 という建物にあります。

東ベルリンの人々がベルリンの壁を越えるために使用した道具や乗り物が展示されています。

なんと、気球で渡ろうとした人もいるんですね。

自由を手に入れるための人々の努力が身に染みます。

リアルな展示なので、一見の価値ありです。

ベルリンの壁の記憶が蘇るベルリンの壁記録館

Gedenkstätte Berliner Mauer

ベルリンの壁記録館もベルリンの壁に関する博物館です。

壁を越えようとして命を落とした人のモニュメントや、ベルリンの壁と同じ高さの金属棒が並んでいる展示などがあります。

東ベルリン市民の脱出を見張っていた監視塔も当時のそのままの姿で残されています。

意外に小さいものだったのが驚きです。

高層ビル群を見上げるポツダム広場

Potsdamer Platz

ポツダム広場はアメリカ、イギリス、ソ連の境界線があった場所です。

ベルリンの壁が細長く残っていて、当時の名残りを偲ばせますが、アーケードというショッピングセンターや、ソニーのヨーロッパでの本社が入っているソニー・センターなど、買い物やレストランなどを楽しめる場所です。

ベルリンの壁が目の前を通っていたブランデンブルク門

Brandenburg Gate

ブランデンブルク門はベルリンの象徴とも言えます。

ブランデンブルク門のすぐ西側に境界線が引かれたため、当時は人が来ない寂しい場所だったそうですが、今は観光客でいっぱいです。

門の上の銅像は勝利の女神ビクトリアです。

私はこの門がベルリンの壁に関係しているとは全く思っておらず、歴史を学んで初めて背景を知りました。

ベルリンの壁の回り方

ベルリンの壁は西ベルリンを囲むように造られ、全長150km以上ありました。

見所もベルリン市内を点在しているので、徒歩のみで巡るのは難しいでしょう。レンタサイクルで巡るか、1日乗車券で効率よく巡りたいですね。

回るのは①ベルリンの壁記録館、②イースト・サイド・ギャラリー、③チェックポイント・チャーリー、④チェックポイント・チャーリー博物館、⑤ポツダム広場、⑥ブランデンブルク門の順番で回ると移動距離が少なく済みますよ。

ベルリンの壁はドイツの歴史を知る絶好の観光ポイント

ベルリンの壁はドイツの負の遺産ですが、ドイツはそれも踏まえてベルリンの観光名所としました。

ドイツの歴史を知る貴重な場所ですので、ベルリンの壁を訪れる前に歴史的背景などを学んでおくと、より楽しめますね。

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