
美しいステンドグラスの宝庫!パリ・ノートルダム大聖堂の魅力を紹介!
2019年に火災に遭って今は休館中ですが、パリ市民の心の支えになっている大聖堂。
その魅力をお伝えします!
ノートルダム大聖堂のステンドグラス
2019年の大火災で一部のステンドグラスが熱により破裂してしまいましたが、有名なバラ窓などは被害を免れました。
大聖堂が復興した時にぜひ見ていただきたい色鮮やかなステンドグラスを紹介します。
大聖堂内に3つあるバラ窓
ノートルダム大聖堂にはバラ窓と呼ばれるステンドグラスが3つあります。
北側、南側、そして、西側の3か所です。
すべて同じように見えますが、よく見ると少し形が違うんですよ。
バラの一番簡単な見分け方は中央の花弁の数。
それでは、実際に見ていきましょう。
北側のバラ窓

北側のバラ窓の花弁の数は8枚です。
直径はなんと13mの巨大なバラの花が大聖堂を彩ります。
聖母マリアとその子キリストが描かれていますが、細かすぎてどこにどの場面が描かれているのかはわかりませんでした。
南側のバラ窓

南側のバラ窓の大きさは、北側と同じく13mです。
中央の花弁は4枚で少し大きめですね。
南側にはイエス・キリストと天使が描かれています。
西側のバラ窓

西側のバラ窓の中央の花弁の数は12枚です。
直径9.6mで南北のバラと比べると小ぶりです。
西側のバラ窓を大聖堂内から見ようとすると、パイプオルガンにさえぎられてしまうので、全体像を見ることができないのが残念です。
美しいステンドグラスの数々

ノートルダム大聖堂のステンドグラスはバラ窓だけではありません。
身廊の背の高い部分までステンドグラスが輝いていて、日の光が入るとまるで別世界にいるかのようです。
ぜひ晴れた日には柱や床を見てください。
ステンドグラスが反射して柱や床を色鮮やかに染めています。
本当に素晴らしいステンドグラスがいっぱいで息をのむこと間違いなしです。
ノートルダム大聖堂には他にも魅力がたくさん!
ノートルダム大聖堂にはステンドグラスの他にも見所がたくさんあります。
全部見て回ろうとするなら2~3時間は必要。
それでは一つずつ紹介していきます!
ノートルダム大聖堂を悪魔から守るシメール

シメールはガーゴイルとも呼ばれる架空の怪物で、大聖堂を悪魔から守ってくれています。
ディズニー映画『ノートルダムの鐘』にも出てきましたよね。
実際は雨どいの水を排水する役割があるのですが、そんな排水設備にも彫刻を施すなんてオシャレです。
雨が降っている時には口から水がしたたり落ちているのを見られます。
塔上部から見るパリの眺め

ノートルダム大聖堂の塔に登ると、パリ市街を360°一望できます。
エッフェル塔、パンテオン、サクレ・クール寺院など、有名観光地を見られるなんて贅沢な場所。
また、シメールもたくさん近くで見られるので、写真撮り放題ですよ。
人気の展望台なので列に並ぶこともありますが、並ぶ価値ありです!
内陣の彫刻

内陣を隔てる両側の壁にはキリストの一生を表した彫刻があります。
有名な最後の晩餐や復活の場面なども彫られているので、キリスト教に詳しくなくてもなんとなくキリストの生涯がわかります。
キリストの死を嘆く聖母子像
十字架から降ろされたキリストを抱きながら死を嘆く聖母マリアの彫刻のことをピエタ像といいます。
金色の大きな十字架の前にあるピエタ像は、その十字架からキリストが今まさに降ろされたような、聖母マリアから後光を放っているような、とても美しい作品です。
西側正面のファサードの彫刻群

西側正面には入口が3つあり、どれも見事な彫刻で飾られています。
特に中央は最後の審判の彫刻で、天国に行く人と地獄に行く人の様子が彫られています。
左の入口にはアダムとイブがリンゴを食べる場面や、頭を持って布教を行ったサン・ドニの彫刻を見ることができます。
パリのゼロ地点
パリのゼロ地点は大聖堂の広場にあります。
パリから何kmという表示は、この印を起点に距離が図られるのだそう。
パリの中心だと思うと、つい踏みたくなってしまいますね。
大聖堂地下にあるローマ時代の遺跡
ノートルダム大聖堂の地下に駐車場を作ろうと、穴を掘ったら出てきた遺跡です。
クリプトと呼ばれる地下聖堂で、ローマ時代の城壁の跡もあります。
ノートルダム大聖堂の場所と行き方
パリのランドマークともいえるノートルダム大聖堂は、セーヌ川のシテ島に建っています。
メトロ4号線のシテ駅から徒歩5分。
大聖堂の周りは広場になっていて、大聖堂を様々な角度から見られます。
特に東側は観光客が少ない公園なのでおすすめですよ!
パリ・ノートルダム大聖堂のステンドグラスは必見!

2019年4月15日にノートルダム大聖堂は火災に遭いました。
尖塔や大聖堂の屋根が崩落し、いくつかのステンドグラスは割れてしまいましたが、消防士の活躍により、大聖堂内の聖遺物や彫刻、バラ窓などは難を逃れました。
現在は修復中で見学ができませんが、いつかまた訪問して、美しいステンドグラスを見られる日が来ると信じています。
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