Aachen Cathedral

ドイツ最初の世界遺産アーヘン大聖堂の見どころを紹介!


アーヘン大聖堂は1978年に世界遺産に登録されました。

ドイツ最初の世界遺産でもあり、現在は1100件以上ある世界遺産の第1号でもあります。

外観もさることながら、内部も世界遺産第一号にふさわしい大聖堂です。

外観からは想像できない内部のきらびやかさは一度は見ておきたいものですね。

アーヘン大聖堂の見どころ

  1. 北部ヨーロッパで最古の八角形の聖堂
  2. 美しいステンドグラスに包まれるガラスの家
  3. カール大帝に関する貴重なコレクションが見られる宝物館

アーヘン大聖堂は、もともとは小さな礼拝堂でしたが、巡礼者が増え、今の大聖堂になりました。

北ヨーロッパでもっとも古い大聖堂でもあるので、建築様式が他の大聖堂とは違うところに興味がわきますね。

北部ヨーロッパで最古の八角形の聖堂

Aachen Cathedral

建物に入ってすぐの建物の真ん中にある聖堂は八角形をしています。

白と黒のアーチが囲んでいて、キリスト教の教会ではないみたいというのが第一印象でした。

中世ヨーロッパでは、「8」という数字がキリスト教で復活を意味し、神聖な数字をされていました。

高さ32mあるドームは北部ヨーロッパで最大のものでした。

今では北部ヨーロッパで最古の聖堂としても有名です。

金色の細かいモザイクで飾られていて、外観とのコントラストに圧倒されます。

中央にあるシャンデリアはフレドリック1世と妻ビアトリクスから贈られました。

シャンデリアも八角形のドームと同じく八角形をしており、「天国のようなエルサレム」を表現しています。

美しいステンドグラスに包まれるガラスの家

Aachen Cathedral

外観からも長いステンドグラスがはめられているのがよくわかる部分が「ガラスの家」と言われている礼拝堂です。

長細いステンドグラスが並んでいて、日の光が入り込むと、床がステンドグラスの色に染められてとてもきれいです。

ステンドグラスには様々な絵柄がありますが、これは作られた時代が違うためで、ステンドグラスを見ると歴史を感じられます。

カール大帝に関する貴重なコレクションが見られる宝物館

Bust of Charlemagne

アーヘン大聖堂の宝物館には、カール大帝に関係する貴重なコレクションがたくさん展示されています。

ロタールの十字架やカール大帝の胸像を始め、金細工の展示が多く中世ヨーロッパの豪華さを垣間見える博物館です。

アーヘン大聖堂だけでも十分満足できますが、宝物館もぜひ訪れてほしいところです。

アーヘン大聖堂の歴史

Aachen Cathedral

アーヘン大聖堂の始まりは786年にまで遡ります。

その頃、ドイツはオランダやベルギーと1つの国でフランク王国という国でした。

カロリング朝の王、カール大帝が宮殿教会を建設したのが、アーヘン大聖堂の前身です。カール大帝が亡くなると、アーヘン大聖堂に埋葬されました。

のちに霊安所を開けてみると、玉座に座ったカール大帝の遺体は冠をかぶり、ローブを羽織り、福音書を膝に置き、王笏を持っている状態で安置されていたそうで、カール大帝が当時どれだけ特別な人物だったかを物語っています。

936年から約300年間は、30人の神聖ローマ帝国の皇帝の戴冠式も執り行われました。

この歴史だけを見ても、ヨーロッパの歴史の中でアーヘン大聖堂が重要な位置を占めていたことがわかりますね。

世界遺産第一号になったのも納得です。

アーヘン大聖堂への行き方

アーヘン大聖堂は、ドイツ西部のオランダとベルギーとの国境にあるアーヘンという都市にあります。

大聖堂で有名なケルンから電車で45分で行けるので、ケルンとアーヘンの大聖堂を一気に見ることもできますね。

アーヘン中央駅からは徒歩約15分です。

駅からバスが何本も出ていて、バスでは約6分で到着します。

私は駅から大聖堂まで歩くのがおすすめです。

アーヘンの街並みを楽しむことができますよ。

その他のアーヘンの見どころ

  1. カルロステルメで温泉を堪能
  2. カール大帝が建てた市庁舎
  3. フリードリヒ・ヴィルヘルム広場のエリーゼの泉

アーヘンは大聖堂以外にも見所がたくさんあります。

その中でも特におすすめの訪問場所を3つ紹介します。

カルロステルメで温泉を堪能

アーヘンは温泉地としても有名で、観光客が入るための温泉施設がカルロステルメです。温

泉と言うよりスパと豪華なプールのイメージで、水着で入ります。

サウナの種類も多く、老若男女誰でも楽しめる温泉施設です。

カール大帝が建てた市庁舎

Aachen City Hall

アーヘン市庁舎は、カール大帝が建てた建物で貴族の住居として使われていました。

市庁舎内部も貴族の住居だっただけあって、かなり豪華です。

フリードリヒ・ヴィルヘルム広場のエリーゼの泉

Friedrich Wilhelm Square

フリードリヒ・ヴィルヘルム広場の中にあるエリーゼの泉は温泉水が湧き出ています。

ライオンの口から出てくる温泉水で気軽に温泉の雰囲気を味わえます。

ドイツの世界遺産第一号「アーヘン大聖堂」は魅力がいっぱい

カール大帝が埋葬され、神聖ローマ帝国の歴代皇帝が戴冠式を挙げたため、アーヘン大聖堂は「皇帝の大聖堂」とも呼ばれています。

その名前の通り素晴らしい大聖堂で、世界遺産第一号になったのも頷けます。

アーヘンはのんびりできる町ですので、アーヘン大聖堂だけでなく、街の散策もぜひしてみてくださいね。

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