Cologne Cathedral and the river Main

ドイツの代表的な世界遺産!ケルン大聖堂を見学しよう!


ケルン大聖堂は、世界最大のゴシック建築で、ケルンのランドマーク的存在です。

1994年に世界遺産に登録されました。

世界中から年間600万人もの観光客が訪れる観光名所です。

ケルン大聖堂の見どころ

  1. ケルン大聖堂の背の高い身廊
  2. 美しいステンドグラス「バイエルンの窓」
  3. 世界唯一のステンドグラス
  4. 黄金に輝く東方三博士の聖棺
  5. ヨーロッパ最古のキリスト磔の彫像「ゲロの十字架」

ケルン大聖堂を訪れると、見るべきところがいっぱい。

どの彫刻もステンドグラスも素晴らしくて、全てを見ていただきたいですが、1日をケルン大聖堂のみにかけられる人はいないと思うので、見所を5つに絞りました。

ケルン大聖堂の背の高い身廊

The nave of Cologne Cathedral

ケルン大聖堂の入口は西側にあります。

入るとまず目に入るのは背の高い天井とそれを支える柱ですね。

中央の身廊は高さは約43mもあります。

礼拝のために椅子が置かれているので、座らせていただいて見上げると、ゆっくりと雰囲気を味わえますよ。

美しいステンドグラス「バイエルンの窓」

Bavarian windows

大聖堂を入って右側にある美しい絵画のようなステンドグラスは「バイエルンの窓」と呼ばれています。

ケルン大聖堂定礎600年を記念して、バイエルン王ルートビッヒ1世から寄贈されました。

「バイエルンの窓」は5枚あり、それぞれキリスト教の重要な一場面を描いています。

  1. 洗礼者ヨハネ
  2. 東方三博士
  3. イエス・キリストの十字架降架 (ピエタ)
  4. 聖霊降臨
  5. 聖ステファノの殉教

写真は3枚目のキリストが十字架から降ろされている場面が描かれています。

どのステンドグラスにもバイエルンの紋章が見えるので、目印に探してみてくださいね。

世界唯一のステンドグラス

ケルン大聖堂にはモザイクのステンドグラスがあります。

ただのカラフルなステンドグラスに見えますが、当時のコンピューターで色の配置を決めて作られた当時最新のステンドグラスでした。

第二次世界大戦でケルン大聖堂のステンドグラスが破壊されてしまったため、ドイツの画家ゲルハルト・リヒターが制作しました。

このステンドグラスに日光が差し込むと、壁や床が色とりどりに照らされてとても美しいです。

黄金に輝く東方三博士の聖棺

ケルン大聖堂には、東方三博士の聖遺物が入った黄金の聖棺があります。

箱はオーク材で造られましたが、金細工が所狭しと飾られており、聖堂をかたどった箱です。

聖遺物とは、3人の頭蓋骨だそうで、聖三博士の祝日である1月6日にのみ公開されているそうです。

昔は三博士の絵が描かれた紙を挟んで頭蓋骨に触ることもできたそう。

私は夏に行ったので、聖棺のみ見学しましたが、一度三博士を拝んでみたいものです。

ヨーロッパ最古のキリスト磔の彫像「ゲロの十字架」

ゲロの十字架は、大司教ゲロによって寄贈されました。

ヨーロッパ最古のキリストの磔を表した彫像で、その後のキリストの磔の場面は、ゲロの十字架が基になっていると言われています。

まだ輝きが残っていて、ヨーロッパでもっとも古い彫像とは思えないくらいです。

ケルン大聖堂の展望台に登ってみよう

street from the south tower of Cologne Cathedral

ケルン大聖堂では南塔に登ることが可能です。

エレベーターはないので、自分で553段の階段を一歩一歩登らなくてはなりません。

細い螺旋階段をグルグル登って、登りきると塔の最高部の先っちょの内部を見ることができます。

登ってから見下ろすケルンの街並みが素晴らしいので、高所恐怖症でなければ、登ることをおすすめします。

地上97.5mから見る眺めは一見の価値ありです。塔の細かい彫刻なども間近に見ることができますよ。

ケルン大聖堂の歴史

Cologne Cathedral and the river Main

ケルン大聖堂は1248年から約600年の歳月をかけて建てられました。

完成は1880年です。

最初は木造だったのですが、何度も火災に遭い、今では石造りになっています。

今ある大聖堂は三代目で、157mの高さがあり、1880年の完成当時は世界最大の建造物でした。

第二次世界大戦では空襲に遭い、ステンドグラスや内部が破壊されてしまいましたが、大聖堂の建物自体は倒壊を免れたので、復旧工事で元々の姿を今も見ることができます。

1994年に世界遺産に登録されましたが、2004年に危機リストに加えられました。

理由はケルン大聖堂の周りに高層ビルの建築が計画されていたため、景観を損なうから。

結局、高層ビルの建築計画は中止となり、危機リストから削除されました。

ケルン市は大聖堂の周りに高層ビルを建てないよう高さ規制を行って、今は景観が守られています。

景観が台無しにならなくて一安心ですね。

ケルン大聖堂への行き方

ケルン大聖堂はケルン駅のそばにあるので、迷うことはないでしょう。

ケルン駅から歩くと、ケルン大聖堂の北側に出るので、西側に回って入場してくださいね。

ちなみに、ケルン大聖堂は大きすぎて写真に全景を入れるのがかなり難しいです。

ちょっと離れますが、ライン川の川岸から撮影すると、ケルンの街並みを守るようにして建つ大聖堂の写真を撮影することができます。

ドイツの世界遺産を見るならケルン大聖堂は外せない!

ドイツの世界遺産の一つ、ケルン大聖堂。

世界遺産になるのも納得というくらい外観も内部も見える景色まで素晴らしい大聖堂です。

見学には1~2時間は余裕をもって訪問してくださいね。

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