モナリザ

パリのルーブル美術館の見どころ、モナリザなど10点を紹介!


パリのルーブル美術館は、年間800万人以上が訪れる世界最大級の美術館です。

芸術や絵画に興味がなくても、『モナ・リザ』や『ミロのヴィーナス』は知っている人が多いでしょう。

「これ、見たことある!」と思わず言ってしまうくらい、美術や世界史の教科書に掲載されている作品を多く所蔵しています。

そんな超有名作品を3つの所蔵場所に分けて解説します。

ルーブル美術館は3つのエリアに分かれており、それぞれドノン翼、シュリー翼、リシュリュー翼と呼ばれています。

ルーブル美術館は全てまわると1週間はかかると言われているので、自分の見たい作品はどこにあるのかあらかじめ調べておくと効率よく回れますね。

ドノン翼の展示

  1. ①モナ・リザ
  2. ②岩窟の聖母
  3. ③サモトラケのニケ
  4. ④ナポレオン1世の戴冠式
  5. ⑤民衆を導く自由の女神
  6. ⑥アモールの接吻で蘇るプシケー

ドノン翼は、皆が知っている有名作品が数多く展示されています。

時間がないなら、ドノン翼をまず見るのがおすすめです。

①モナ・リザ

モナリザ
© 2017 Musée du Louvre

ルーブル美術館と言えば、『モナ・リザ』というくらい有名な作品ですね!

知る人ぞ知る、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた世界一有名な美女です。

いつも『モナ・リザ』の周りには人だかりができていますが、夜間開館で見に行けば、あまり多くの人だかりになっていないのでおすすめです。

②岩窟の聖母

岩窟の聖母
© 2010 Musée du Louvre Peintures

『岩窟の聖母』も『モナ・リザ』と同じくレオナルド・ダ・ヴィンチの作品です。

約2mの作品で、ヘロデ王の幼児虐待から逃れるために岩の洞窟に隠れている場面が描かれています。

イギリスのナショナル・ギャラリーにも同じ構図の岩窟の聖母がありますが、ルーブル美術館に所蔵されている方が先に書かれたものと言われています。

③サモトラケのニケ

サモトラケのニケ
© 2015 RMN-Grand Palais (musée du Louvre) TouchardUrtadoQuerrec

『サモトラケのニケ』は、サモトラキ島で発見されたギリシャ彫刻の傑作です。

船のへさきに降り立った勝利の女神ニケを表現しています。

頭部と腕がないので、腕が翼になったようで、美しいです。

『ダリュの階段』の踊り場に展示されているので、様々な角度から写真が撮れるのが嬉しいですね。

④ナポレオン1世の戴冠式

ナポレオンの戴冠式
© 1999 Musée du Louvre

『ナポレオン1世の戴冠式』は、ジャック=ルイ・ダヴィッドが描いた幅10m x 高さ6mの大作です。

ナポレオンが妻のジョセフィーヌに冠を授けようとしている場面です。

ナポレオンの戴冠式はノートルダム大聖堂で行われたので、この絵を見てからノートルダム大聖堂を訪問すると、実感がわきますよ。

⑤民衆を導く自由の女神

民衆を導く自由の女神
© 2013 RMN-Grand Palais (musée du Louvre) Michel Urtado

『民衆を導く自由の女神』は、ウジェーヌ・ドラクロワの作品です。

フランス国旗を片手に民衆を扇動するこの絵はフランス革命を思い出させますね。

中央の女性はフランスのシンボルであるマリアンヌで、女性は自由を表し、乳房は母性、かぶっている帽子はフランス革命で自由の象徴となりました。

⑥アモールの接吻で蘇るプシケー

アモールとプシケー
© 2011 RMN-Grand Palais (musée du Louvre)

『アモールの接吻で蘇るプシケー』は、アントニオ・カノーヴァの大理石の彫刻です。

永遠の眠りについた美しいプシケーを翼を持つ少年アモール(キューピッド)が接吻で蘇らせる様子を表わしています。

繊細な彫刻で、目を離したくなくなる彫刻です。

シュリー翼の展示

  1. ⑦ミロのヴィーナス
  2. ⑧ルイ14世の肖像

シュリー翼はドノン翼とリシュリュー翼に挟まれたエリアです。

ここでは、古代エジプトやギリシャ、フランスの美術作品が多く展示されています。

⑦ミロのヴィーナス

ミロのヴィーナス
© 2010 RMN-Grand Palais (musée du Louvre)

『ミロのヴィーナス』は、ギリシャのミロス島で発見された女性像です。

台座はルーブル美術館に運び込まれた時に紛失し、両腕はもともと発見されていません。

両腕がどうなっていたのか多くの美術家が考えていますが、決定打には欠けるよう。

腕がないので想像力をかき立てられ、より美しく見えるのかもしれませんね。

⑧ルイ14世の肖像

ルイ14世の肖像
© 2004 RMN-Grand Palais (musée du Louvre)

『ルイ十四世の肖像』はイアサント・リゴーが描きました。

ルイ14世はベルサイユ宮殿を築き、太陽王と呼ばれたフランスの王様です。

絵の中では大きく見えるルイ14世ですが、実際の身長は160cm未満だったそうです。

描かれた人の実際を知るとクスっと笑ってしまうことがありますね。

リシュリュー翼の展示

  1. ⑨天文学者
  2. ⑩レースを編む女

リシュリュー翼は、古代オリエント美術や北方ルネサンスと呼ばれるベルギー、オランダ、ルクセンブルク諸国などの絵画が展示されています。

⑨天文学者

天文学者
© 1999 Musée du Louvre

『天文学者』はヨハネス・フェルメールの作品です。

『天文学者』は『地理学者』と対になっている絵で、『天文学者』には天球儀、『地理学者』には地球儀が描かれています。

ルーブル美術館にあるのは『天文学者』だけなので、比べられないのが少し残念ですね。

⑩レースを編む女

レースを編む女
© 2008 RMN-Grand Palais (musée du Louvre)

『レースを編む女』もフェルメールの作品です。

24.5cm x 21cmのサイズで、とても小さな作品なのですが、青色が鮮やかです。

フェルメールは人々の日常の暮らしをよく絵の題材にしていました。

パリに来たなら、ルーブル美術館のモナリザは必見!

パリを観光するなら、美術にあまり興味がなくてもルーブル美術館に足を運ぶ人は多いのではないでしょうか。

短い時間で広い美術館を回らなければいけないのは大変です。

ルーブルの中で最も有名なモ『モナ・リザ』を入れるルートを決めて効率よく回りましょう!

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