
一度は行ってみたい!古代遺跡の宝庫 エジプト
最近はコロナもありますが、それ以前も国の情勢がなかなか安定せず、行きづらくなってしまっているエジプト。
エジプトといえば、砂漠の中にピラミッドのイメージですよね ♪
ピラミッド以外にも古代遺跡がたくさんあるんです。
今回はそんな多くの古代遺跡の中から、10ヵ所の観光名所をご紹介します!
① アブシンベル大神殿

紀元前1300年頃、ナイル川岸の大きな岩山を削り、その石を利用して建てられたというこのアブシンベル大神殿。
ラムセス2世が造りあげた神殿の中でも最大級といわれているのが、この神殿。
大小2つの神殿から成っています。

大神殿の高さは、33m。
正面には高さ20mを超える4体のラムセス2世像がみられます。

大神殿の中にも高さ10m、8体ほどのラムセス2世像が並び、壁や天井には古代エジプトの象形文字が刻まれています。
壮大さにただただ圧巻ですね。
このアブシンベル大神殿、もともとはアスワンハイダムの場所にあったそうです。

ダム建設により、水没の危機にさらされましたが、ユネスコとの協力で1000個以上のブロックに切り分け、4年間かけて現在の場所へ移り変えたそうです。
4年の歳月をかけて移り変えた巨大な神殿。
一見の価値ありです!
② コム・オンボ神殿

アスワンから北に50kmほどの位置にあるコム・オンボにある神殿。
この神殿、紀元前332年~紀元前30年頃のプトレマイオス朝時代に建てられたという建物。
そんな昔に建てられた建物を今も見れるなんて ♪

入り口の左側には、ワニの形をした豊穣神「セべク」、右側にはハヤブサの姿をした太陽神「ホルス」の2神がまつられています。
この神殿、主軸を中心にすべて左右対称に造られているそうです。
⓷ ホルス神殿

ナイル川の西岸、アスワンの北123kmにあるエドフにあるハヤブサの神ホルス神に捧げられた神殿。
ファラオ時代とギリシャ建築様式を取り入れた最も美しい神殿の1つと言われており、その大きさもカルナック神殿に次ぐ大きさとのこと。

全体的に保存状態が良く、壁面に描写された絵も綺麗に残っています。
④ ルクソール神殿

ルクソール神殿は、アモン神の妻「ムート神」をまつった神殿。
入り口には、巨大なラムセス2世像。
左側には、高さ25mの「オベリスク」。
ちなみに右側にあった対となる「オベリスク」は、パリのコンコルド広場に立っています!
そして、巨大な円柱と石像が並ぶ「ラムセスの中庭」、巨大な柱が並ぶ「大列柱廊」と圧倒的なスケールです。
⑤ カルナック神殿

約4000年前にアモン神をまつって建てられたという神殿。
東西540m、南北600mと世界最大級の神殿といわれています。
入り口まではスフィンクスの参道が続き、エジプト最大の第1塔門と呼ばれる134本の高さ23mからなる柱が並んでいます。
この神殿のハイライトは「大列柱室」。

高さ30mのハトシェプスト女王のオベリスク。
22mのトトメス1世の2本のオベリスク。
そして一番奥のトトメス3世の祝祭殿には、世界最古といわれている「最後の晩餐」の絵が飾られています。
⑥ メムノンの巨像

ルクソールのナイル川西岸にある2体のアメンホテプ3世の像。
後ろには、アメンホテプ3世の葬祭殿があったそうです。
葬祭殿は第19王朝が自身の葬祭殿建設のために石材が必要となり、破壊されたそうです。
現在は葬祭殿の入り口にあたる高さ18mある2体の像のみが残っています。
⑦ 王家の谷

ツタンカーメンが今も眠っている王家の谷。
ツタンカーメンはわずか9歳で王となり、19歳という若い命で亡くなったそうです。
9歳で王とは、現代では考えられないですね・・・
若くして王という責任を負っての短命な人生・・・感慨深いものがあります。。。
黄金マスクをつけた少年王のミイラと数多くの副葬品がほぼ完全な状態で残っています。
現在、黄金のマスクとその副葬品は最後にご紹介する国立考古学博物館に展示されています。
⑧ ギザのピラミッド

約4500年前から紀元前2500年前に建てられたといわれるピラミッド。
世界遺産にも登録されています。
世界の七不思議の1つに数えられており、その中でも唯一現存する建物。
良く耳にする「3大ピラミッド」とは、このギザの砂漠に並ぶ3つのピラミッドのことをいいます。
このピラミッドは、古代エジプト王国のファラオ(王)の墓。

「クフ王のピラミッド」「カフラー王のピラミッド」「メンカウラー王のピラミッド」。
最も大きな「クフ王のピラミッド」は、高さ139m、底辺230m、平均2.5tの巨大石を約300万個積み上げられています。
この巨大石、1つの石の大きさは両手を大きく伸ばしても届かないほど・・・
そんな昔に一体どのように建てられたのか・・・想像を絶します。。。
⑨ ムハンマド・アリモスク

ムハンマド・アリによって、1830年から27年の歳月をかけて建設されたカイロの象徴ともなっているモスク。
当時エジプトはオスマン帝国であり、このモスクはトルコのイスタンブールにある聖ソフィア寺院をモデルとして建てられたそうです。
ムハンマド・アリはオスマン帝国からエジプトの独立を果たした人物であり、現在も国民から尊敬され愛されています。

ムハンマド・アリ モスクの中庭にから見える時計台は、フランスにルクソール神殿のオベリスクを贈呈した際に送られたものだそうです。
時計台は残念ながら、現在は動いていません。
⑩ 国立考古学博物館

世界的にも有名な国立考古学博物館。
エジプトを代表する博物館で、なんと100以上の部屋と20万点を超える展示物という見ごたえ!
誰もが聞いたことがある「ツタンカーメンの黄金マスク」の周りには、常に人がいっぱいです。
番外編
古代象形文字(ヒエログリフ)

古代エジプトで使われた3種のエジプト文字の1つです。
19世紀になってフランスの古代エジプト学の研究者であるシャンポリオンの解読以降読めるようになったそうです。
何が書かれているかわかりませんが、とにかく可愛くてデザインも素敵です ♪
カルトゥーシュ

古代エジプトで使われたヒエログリフの文字(記号)の1つで長方形の曲線の中には、君主の名前が記載されています。
アンク(Ankh)

中央の鳥のヒエログリフの間にみられるエジプト十字とも呼ばれる文字。
古代エジプトで使用され、「生命」や「生きること」を象徴する意味があるそうです。
このヒエログリフ(記号)を象ったものは、お守りや装飾の図柄として良く使われています。
ツタンカーメンの名前の一部にもTut-ankh-amenと用いられています。
まとめ

エジプトの観光名所について一部をご紹介しましたが、壮大さが少しは伝わったでしょうか?
あえてラマダン(イスラム教の断食月:1か月の間、日の出から日没まで一切の飲食を絶つ)時期に訪れるエジプトも宗教や文化、風習の違いを感じることができ魅力的です。
1日5回街中に響き渡るアザーン(イスラム教のお祈りが始まる合図)。
通りを歩いている人もその場でお祈りを始める光景。
日没時に乗っていた電車も一時的にストップし、飲食をするエジプト人の光景。
ぜひ、コロナが落ち着いたら、一度は訪れてみてはいかがでしょうか?!
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