自然と融合するクメール建築の傑作!シェムリアップの観光スポット5選


カンボジアと聞くと誰もが最初に思い描く遺跡は、「アンコール・ワット」だと思います。

実は、カンボジアにはその他にも数々の遺跡があるんです。

今回は、そんなカンボジアの古都シェムリアップの観光スポット5つについてご紹介します!

シェムリアップ

カンボジアの首都プノンペンから北西約300kmにある町、シェムリアップ。

シェムリアップはクメール王朝時代の古都になります。

この町には、人類の遺産ともいえるアンコール遺跡群があります。

アンコール・ワットをはじめとする創意工夫を凝らしたクメール建築が世界各国から来る人々を魅了しています。

シェムリアップのベストシーズン

11月~1月がベストです。

注:ただし、現地カンボジア人によるベストシーズンは雨季!

時折、霧を帯び、光が反射して神秘的な光景がみられる時期とおすすめのようです。

5月~10月(雨季)

熱帯モンスーン気候の独特の熱気を感じられるシーズン。

突然の豪雨スコールに降られることもある時期です。

11月~5月(乾季)

晴天を狙える季節です。

前半は年間で最も涼しく、過ごしやすい時期です。

シェムリアップの観光スポット

1. アンコール・ワット

カンボジアを代表する世界遺産「アンコール・ワット」。

カンボジアの国旗にも象徴されており、クメール建築の最高傑作といわれています。

12世紀に約30年かけて建てられました。

建築当時はヒンドゥー寺院として建てられ、後に仏教寺院として改修されています。

しっかり全体を見たい場合は、1日では足りないくらいの広大さです。

アンコール・ワットの日の出
アンコール・ワットの日の入り
アンコール・ワットへのアクセス

シェムリアップ市内から6.5km離れた場所にあります。

公共交通機関はないため、市内からトゥクトゥクでアクセスするのが便利です。

2. アンコール・トム

アンコール・ワットに次いで有名なのが、「アンコール・トム」。

12世紀後半にジャヤバルマン7世によって建てられました。

アンコール王朝至上最大の都城である「アンコール・トム」は大きな町を意味します。

幅113m、外周12kmの広大なエリアに門と城砦、寺院などからなる超巨大遺跡です。

アンコール遺跡群の一部として世界遺産にも認定されています。

南大門、バイヨン寺院、象の遺跡など多くの遺跡がみられ、これらを総称して「アンコール・トム」といいます。

南大門からメインのバイヨン寺院まで約1kmの道のりを象に乗って観光することもできます。

バイヨン寺院の中でも名高いのは、高さ2mにも及ぶ巨大な観世音菩薩の四面像「バイヨン」の遺跡。

敷地内には54体のさまざまな表情の像があり、その神秘的な微笑みは「クメールの微笑」といわれています。

アンコール・トムのレリーフには当時の生活や市場の様子など庶民の暮らしモチーフにしたものが多くみられます。

アンコール・トムへのアクセス

アンコール・ワットの北側1.5kmほどに位置します。

アンコール・ワットの出口からアンコール・トムの入り口までの実際の距離は4km弱あるので、徒歩での移動はできません。

トゥクトゥクが便利で10分くらいで行くことができます。

3. タ・プローム / ベンメリア

アンコール・トム内部にある寺院「タ・プローム」。

樹齢300年にもなるガジュマルにの浸食が激しく、「タ・プローム」に絡みつき一体化しています。

アンジェリーナ・ジョリー主演の映画『トゥームレイダー』のロケ地としても有名です。

崩壊した遺跡には密林の木々が絡みつき、自然と遺跡の作り出した絵がとても神秘的です。

アンコール・ワットよりも感動したという観光客も多いほどです。

密林に眠る巨大遺跡として人気の「ベンメリア」。

アンコール・ワットと類似している点が多いことから、「東のアンコール」ともいわれています。

クメール王朝時代、アンコール・ワット建造前の11世紀後半から12世紀前半に建てられた遺跡になります。

1992年に世界文化遺産に登録されると同時に危機遺産リストにも登録されています。

原型を留めていないほどの状態で、現在も未修復のまま森の中に眠る巨大寺院となっています。

タ・プローム / ベンメリアへのアクセス

アンコール・ワットから東へ40km。

トゥクトゥクで1.5時間ほどかかります。

4. ロリュオス遺跡群

9世紀から15世紀にかけて、最も繁栄したクメール王朝。

初代国王によって、802年に築かれた最初の都城は、ロリュオス川流域に位置する「ロリュオス遺跡群」。

アンコール遺跡群の一部として世界遺産に含まれています。

ロリュオス遺跡群へのアクセス

アンコール・ワットから南東に約15kmのロリュオス川流域に位置しています。

シェムリアップ市内からは東へ約13km。

トゥクトゥクが便利で30分ほどで行くことができます。

5. バンテアイ・スレイ

クメール王朝時代の「アンコール美術の至宝」ともいわれている「バンテアイ・スレイ」。

10世紀にヒンドゥー寺院として建てられました。

規模はそれほど大きくありませんが、細かな彫刻や装飾が訪れる人々を魅了しています。

保存状態も良く、美術館を歩いているかのような錯覚に陥る場所です。

バンテアイ・スレイへのアクセス

シェムリアップ市内から北東へ約40km。

トゥクトゥクだと1時間ほどで行くことができます。

まとめ

シェムリアップの観光スポットについてご紹介してきましたが、自然と融合するクメール建築の魅力が伝わったでしょうか?

アンコール・ワットはぜひ、日の出から日の入りまでの時間の経過が作り出す神秘的な景観を満喫することをおすすめします ♪

シェムリアップには、アンコール・ワット以外にも広大な自然の中に素晴らしいクメール建築がたくさん残されています。

ぜひ、親日国のカンボジアへ一度訪れてみてはいかがでしょうか?

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