
凱旋門からパリの街並みを見下ろそう!登り方や観光情報を紹介!
パリの街並みを見下ろす場所としてはエッフェル塔が有名で、凱旋門はあまり知られていませんが、実は凱旋門の屋上へ上ることができ、そこから絶景を見渡せます。
この記事では、凱旋門の登り方や、どのような景色を見られるのかなどを紹介します。
ちょっとわかりづらい凱旋門の入口と登り方

凱旋門はラウンドアバウトという円形の交差点の中央に建っています。
その交差点には横断歩道がなく、歩行者は地下道を通り、凱旋門に行くことができます。
屋上へは螺旋階段を登ります。凱旋門は高さ約50mなので、ちょっとしんどいかもしれませんね。
凱旋門を登るのは有料で、当日券を買う場合は行列に並ぶ可能性があります。
できれば日時指定券を予約しておくか、ミュージアム・パスを購入しておきましょう。
その方が料金も安く、並ぶ必要もないので観光の時間を有効に使えますよ。
中二階
中二階へは202段の螺旋階段を登ります。
部屋の中央は下を覗けるように見えて、実はライブ映像でアーチの下の様子がわかるようになっています。
世界中にある凱旋門と、このエトワール凱旋門を比較できるモニターなどもあり、ちょっとしたお勉強ができますね。
アッティクの部屋
アッティクの部屋は建築を簡素化するためになくなったのですが、結局上部の装飾を支えるために復元されました。
ここではエトワール凱旋門の歴史を学ぶことができます。
また、ここにはおみやげ屋さんもあるので、景色を見た後に買い物もできますよ。
凱旋門オフィシャル・グッズがいっぱいです。
展望台 (テラス)
地上から282段の階段を登り切ると、やっとテラスに到着です。
パリの大パノラマはもちろん、シャルル・ド・ゴール広場から放射線状に広がる12本の道の中心に立っているという気分になれますよ。
もともと、シャルル・ド・ゴール広場はエトワール広場と呼ばれていました。
エトワールとはフランス語で「星」という意味で、12本の道が光り輝く星の光に似ているから名付けられたんですね。
その広場にあったる凱旋門なので「エトワール凱旋門」と名付けられました。
その名前の由来を実感できる展望台です。
凱旋門から見える風景

凱旋門のテラスからはパリの街並みを360°見渡すことができます。
主な観光名所はこちら。
- エッフェル塔
- モンパルナス・タワー
- シャンゼリゼ通り
- 新凱旋門
- サクレ・クール寺院
- コンコルド広場
- アンヴァリッド
エッフェル塔が建物の陰にならずにきれいに見えるのが良いですね。
実は、エッフェル塔を見る最適な場所が凱旋門のテラスなんです!
これは凱旋門に登らなければみられない景色なので、ぜひ見てください。

なお、凱旋門からグランド・アルメ通りを結んだ先に新凱旋門があるので、新凱旋門はテラスに登らなくても見えます。
でも、テラスに登って大パノラマで見る方が存在感が違いますね。
凱旋門のその他の見どころ
パリの凱旋門はナポレオンの命により建てられました。
完成がナポレオンの死から10年以上建っていたので、彼自身は凱旋門に凱旋していないのが残念です。
ナポレオンは棺で凱旋門をくぐりました。
登るのがしんどい方は、凱旋門の周りをゆっくり回って歴史を感じてみてはいかがでしょうか。
凱旋門を飾る4つの大きな彫刻
凱旋門の側面に飾られている大きな彫刻があります。
凱旋門の建築を命じたナポレオンの偉業がモチーフになっています。
それぞれテーマがあり、細かな表現がされていて見ごたえ抜群です。
『義勇兵の出発』

シャンゼリゼ通りから見て右側にあるのは『義勇兵の出発』です。
通称『ラ・マルセイエーズ』と呼ばれています。
フランソワ・リュードの作品で、1792年にフランスを守るために立ち上がった20万人の兵士たちが翼のある自由の女神に導かれています。
『ナポレオンの勝利』

シャンゼリゼ通りから見て左側には『ナポレオンの勝利』があります。
ジャン・ピエール・コルトーの作品です。
中心に立っているのがナポレオンで、隣にいる勝利の女神がナポレオンに月桂樹の冠をかぶせようとしています。
『抵抗』

グランド・アルメ通りから見て右側の彫刻が、アントワーヌ・エテックスの『抵抗』です。
中央の男性をつかんで離さない老人と女性が印象的です。
『平和』

グランド・アルメ通りから見て左側の彫刻が、アントワーヌ・エテックスの『平和』です。
牛や小麦畑と言ったモチーフから農業をイメージさせます。
赤ん坊を抱く女性も左下にいるので、普段通りの生活を表わしているのでしょうか。
凱旋門の6つのレリーフ

凱旋門の大きな彫刻の上にはレリーフがはめ込まれています。
それぞれナポレオンの戦いが描かれています。
トルコに勝利した『アブキールの戦い』やロシア・オーストリア連合軍に勝利した『アウステルリッツの戦い』のレリーフが有名です。
内側に彫られた将軍の名前

凱旋門のアーチの内側には将軍の名前と戦いの名前が彫られています。
一部の将軍の名前に下線が引かれていますが、それは戦死した将軍を示しています。
無名兵士の墓

第一次世界大戦で亡くなったある兵士の遺骨が凱旋門に埋葬されています。
フランスのために戦って亡くなった方々の象徴として埋葬されたそうです。
毎日18:30に追悼の炎が点火されます。
凱旋門の場所と最寄り駅
凱旋門はシャルル・ド・ゴール広場の中央に位置しています。
シャンゼリゼ通りの西端なので、ショッピングと組み合わせて観光すると良いですね。
ただ、大きな荷物を持って展望台を登れないので、買い物をする前に凱旋門に登ることをおすすめします。
最寄り駅は、シャルル・ド・ゴール=エトワール駅です。
凱旋門に通じる地下道とは繋がっていないので、一度地上に出なければなりません。
パリで人気の凱旋門!登り方を知って効率的に観光しましょう!
凱旋門はシャンゼリゼ通りから眺めるのも美しいですが、その傍で造形美を見ると、その素晴らしさを実感できます。
展望台からの眺めもパリの街並みを近くに感じられ、まっすぐな道の先まで見通せるのが魅力ですね。
ぜひ凱旋門に登ってみてください!
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